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Vol.7 華麗なるガラスの世界

豆知識挨拶文
vol.7 華麗なるガラスの世界

コップや食器、窓ガラスなど日常生活に欠かせないガラス。色鮮やかなステンドグラスや煌びやかに輝くシャンデリアと、色んな表情をみせる変幻自在な素材でもあります。今回は、他には真似出来ない透明感、多彩な色や形で私達を魅了してくれるガラスのお話です。


ガラスは大地の恵!

ガラスワーク
ガラスの主成分である「珪素(けいそ)」は、ふつうの「砂」の主成分と同じ。その珪素を含む白い砂を熱を加えて溶かし、形成してガラスが作られます。宝石を思わせるような美しい輝き、実は大地の恵みなのです。一見同じように見えるガラスも、原料の比率により、安価で丈夫な窓ガラス、カットすると美しい輝きを見せるクリスタルガラスなど、様々なガラスが生まれます。


古代から発展をみせてきたガラス

ガラスの歴史は古く、紀元前数千年の昔と言われています。天然のガラスである「黒曜石」は矢じりや刃物として使用され古くから人類の生活に深く結びついていました。ガラス棒やガラスの器などの簡単なガラス製品は、今から約4千年以上前、古代文明発祥の地であるメソポタミアにすでに存在していたそう。初期の頃は、不透明な色ガラスが主流で、輝くガラスの色は宝石と同等の価値をもつと考えられ、権力の象徴となっていました。
後にメソポタミアのガラス職人がエジプトに技術を伝え、四大文明と共にガラス工芸は発展をみせていきます。特に、紀元前1世紀にローマ帝国で発明された吹きガラスの技法により、ガラス文化は新しい時代を迎えます。大量生産が可能になり、低価格を実現できるようになったのです。それまで豊かな人しか持てなかったガラスが、一般庶民に広まっていきました。コップ、皿、瓶、窓ガラスなど、今あるガラス製品のほとんどが、すでに1世紀のローマ帝国で使われるようになりました。さらに、交易品として世界各地にもたらされ、それぞれの土地に新しいガラス作りの伝統を生み出すきっかけとなっていったといわれています。
さらに、7世紀前半にも、中近東一帯のイスラム文化圏の国々を中心に高度な発展を遂げていきます。「イスラムガラス」と呼ばれるその技法は、それまでの技法を受け継ぎながら、カットを施したり、エナメル彩色などさまざまな装飾技法を発展させていきます。その華やかな技術は、周辺諸国に広がり、やがて華麗な「ヴェネチアガラス」を生み出すイタリアにも広がっていきました。


各国で発展をみせるガラス

ベネチアンガラス ボヘミアンクリスタル
 ベネチアンガラス   ボヘミアンクリスタル
イタリアのヴェネチアは、ヨーロッパのガラス市場をほぼ独占するほど繁栄したガラスの都。沖合いに浮かぶムラノ島にすべてのガラス工房を移し、門外不出の秘法で優れた技術を発展させました。また、チェコ西部でもヴェネチアから優れた技術を導入し、ガラス工芸が発展していきます。透明度が高く、硬い良質の「ボヘミアンクリスタル」と呼ばれるガラスが誕生しました。
他にもオーストリアの「スワロフスキークリスタル」や、ドイツの「マイセンクリスタル」、フランスの「バカラ」などなど、世界には様々な特徴をもつ美しいガラス製品があります。日本でも各地で個性豊かなガラス工芸が発展しています。その種類と魅力はここでは紹介しきれないほどですが、今も昔も変わらず人々を魅了しています。


この夏おすすめのガラスアクセサリー!

チャイナガラス
 チャイナガラス
ガラスが持つ独自の美しさは工芸品としてだけでなく、身に付けるアクセサリーにも取り入れられてきました。
ワールドコレツィオーネが、この夏一押しするのもチャイナガラスを使ったアクセサリーシリーズ。お値段もとっても手頃です!涼しげな色から、深みのある落ち着いた色まで多彩な色合いが揃っています。素朴な風合いも魅力です。ぜひお気に入りを見つけてお楽しみください♪

参考文献
井上暁子監修 『産地別 すぐわかる ガラスの見わけ方[改訂版]』東京美術

(担当/中原)
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